納入日程カテゴリについて [Schedule Line Category]
納入日程カテゴリについて [Schedule Line Category]
その名のとおり、納入日程予定がどのような振る舞いを持つのかを規定します。(VOV06から設定できます。)
販売伝票(Sales Document)の品目(Line Item)詳細から、納入日程タブを確認できます。
通常のB2Bシナリオでは、顧客は売り手に対していつ商品が届けられるのかを尋ねます。この日付をRequested Delivery Dateと言うのですが(日本語だと納入予定日とかですかね?)、その日付までにオーダーされた商品を希望数量届けられるのか確認しなければなりません。
納入日程タブでは、まずその希望日までにどれだけの商品が届けられるのかを教えてくれます。(Stock Availability)
他にもいくつかのコントロール可能な設定を提供してくれます。
1)Delivery Block
販売伝票のDelivery Blockでは販売伝票にまとめて適用することができました。納入日程カテゴリのDelivery Blockでは伝票にある品目単位でDelivery Blockを適用することが可能です。
2)Purchase Order Type
電話やメールなどのコミュニケーションの種類を表します。
・3rd Party Drop Ship
生産が間に合わないことや在庫の不足などを理由に、受注した商品を顧客に届けられないケースがあります。こういった際には、他のベンダーに依頼して同様の商品を直接顧客に届けてもらうことが多いそうです。
3rd Party Drop Shipにおいて、Item CategoryはTANではなくTASになるそうです。
TASが自動的にSchedule Line CategoryをCSに決定します。CSがPurchase Requisitionを発生させ、MRPもしくは購買部門によって3rd Partyに対するPurchase Order登録するといった手順を踏みます。
その後3rd party(ベンダー)が直接商品を顧客に届けます。
*SAPシステムにおいて考えてみると受注伝票(OR)の登録→請求書の発行と、出荷のプロセスがスキップされます。
3)Availability
Availabilityとは、商品が出荷可能かどうかを確認するためのプロセスです。(サービスではAvailabilityは関係ありません)
Schedule Line CategoryにおいてこのAvailabilityをチェックするかしないかをコントロールできます。