IBP Key Figures(キー数値)の概要
Key Figures(KFs)の概要
KFとは?
周期的なタイムバケットで表されるサプライチェーンの計画と実行に関する数値を指します。
例)Sales orders, Forecast, Projected Inventoriesなど。
※タイムバケット=何らかの活動を行う時間の単位。生産計画の文脈では、日/週/月/年などの生産を行う期間の単位。つまり、生産計画を投入する期間を指します。
全てのKFはBase Planning Level(基礎計画レベル)を保持していて、KFはこの単位で保存/計算/編集がなされます。
また、計画レベル別に値が集約されたり分解されたりするのですが、他の計画レベルでの値は事前定義された集約単位で読み込まれることになります。
例)販売予測値は期間/製品/ロケーション/顧客の計画レベルで保持され、期間は日/週/月などに設定されます。より上位レベルの予測値はKFの集約ロジックを通して取得されます。
KFのタイプ
以下に分類されます。
・KF:通常のKF。設定によりユーザによる編集を許可できる。
・Helper KF:複雑な計算の際の中間値。ユーザには触れられない。
・Attribute transformations:計算に基づき属性の値を変更する際に使用。
・External KF:KFをS/4とリアルタイムで統合したい場合に必要。KFをExternal KFに割当てる。使用する場合はPlanning Area(計画範囲)の定義時にEnable External Time Seriesを有効化しなければならない。
・Alert KF:2進数形式でYes/Noを表す。IF分岐で計算され、その結果は編集不可。
・Attribute as KF:後述。
KFsの設定
Planning Area(計画範囲)のConfig画面にあるKey Figuresタブから設定可能です。
既存のKFをコピーして新規作成やスクラッチでの作成方法が選択可能です。
主要な設定項目
・KFタイプ
まず、上記のKFタイプを選択。
・ID、Name、Description、Base Planning Level
・Stoed and Calculated
保存/計算に使用するのか、キー数値の用途を選択。
・Edit Allowed
Excel計画ビューでのユーザによる編集を許可しない場合はNot Editableを選択。
・Aggregation Mode
集約モードを選択。単純な合計の場合はSumを選択。
・Disaggregatiom Mode
分解モードを選択。
・Convert Using
UoMや通貨のコンバージョンをしたい場合は、コンバージョンKFを入力。
・Input/Output for Supply Planning
KFが供給計画でのInput/Outputになる場合は、必要な機能を選択。
・Input/Output for TS Forecast Consumption
KFがForecast consumption(予測消費)になる場合は、必要な機能を選択。