輸送経路の決定について
前回の記事では、受注伝票上のプラントと出荷ポイントの自動決定(提案)の仕組みをまとめました。(↓)
https://sap-functional-sth.hatenablog.com/entry/2020/05/27/214552
今回は輸送経路の決定の仕組みをまとめたいと思います。
ちなみにですが、自動決定されるプラントが出荷ポイントの自動決定の要素となり、その出荷ポイントが輸送経路決定の要素となっています。
輸送経路の自動決定
輸送経路の決定により、受注出荷において、納入先までの輸送経路が決まります。(そのまんま)
以下の要素で輸送経路が決定します。
1:出荷区域(出荷ポイント)
2:出荷条件(BP、得意先マスタ)
3:輸送グループ(品目マスタ)
4:納入区域
(出荷区域とは、出荷ポイントが位置する地域のことです)
まず、出荷国(どこから)と仕向国(どこに)とそれぞれの出荷区域を設定します。
次に、それぞれに対応する出荷条件と輸送グループを設定することで、特定の輸送経路を置くことができます。
下図の場合)
出荷国:イタリア、仕向国:ブラジルのケース
①出荷条件が"当日出荷"であり、輸送グループが"標準"の場合→ルート"000000"
②出荷条件が"当日出荷"であり、輸送グループが"パレットによる輸送"の場合→ルート"000000"
となっています。(結局同じ。。)
なお、自動決定(提案)される輸送経路は受注伝票の明細データ、出荷管理タブから確認できます。